東日本大震災から今日で10年ですね。
10年前の私は東京に上京して半年。
この日はお昼に蒲田の駅ビル内スタジオでレッスンでした。
レッスンを終え、屋上のフットサル場を通って従業員用のエレベーターに乗った瞬間に揺れを感じました。
「ん?地震?」
と思ったので、エレベーターから降り戻った途端どんどん揺れが強くなり始めました。
スタジオの方に戻ろうとしましたが、10階のビルの屋上は揺れがすさまじく、右と左に揺られてまっすぐ歩けませんでした。
フットサル場は屋上が吹き抜けで、横はフェンスになってたので、周辺の高いビルが全てぐるんぐるんと円を描くように揺れているのが見えました。
「いやいや!私上京したばかりなんから!
まだ死ねないし!」
そう心の中で思ったのを覚えてます。
揺れがおさまった後に階段を使い外に出てみると、大田区役所の前に沢山の人達が集まって大画面のテレビのを見ていました。
そこに映っていたのは津波で家や車が流されている映像でした。
かなり衝撃でした。
その後、帰宅難民となった私でしたが
携帯の地図を見ながら
充電がきれた後は道路案内標識を見ながら
人に聞きながら
見覚えのあるビルを目指さしながら
人の波と共にひたすら歩いて歩いて
なんとか家に帰れました。
家に着いたのは夜の11時過ぎでした。
後日、報道等であの日何が起きていたのかを知りました。
この時、地元の友人達から沢山連絡もらいました。
「りな、そっちは大丈夫?」
「必要なものあったら送るから言ってね!」
この日が来る度にあの日のことを思い出し、
人と人とが支え合うことの大切さを考えさせられる3.11です。